最終更新日:March 31, 2021
山形県大石田町は、8月の花火大会が終わると少し秋めいた風が吹きます。夏まつりや特産のスイカが終わり、町も少し落ち着いた雰囲気に。この時期になると、東北の秋は加速度を増して深まります。朝晩は冷える日も出てくるので、旅行には薄いダウンがあると便利です。
秋の大石田は、日常の景色がとても綺麗です。夏に青々と元気な色をしていた田んぼの景色は、一面黄金色になります。写真は、大石田町の絶景ポイント。色の移り変わりがはっきりわかるこの場所、秋の夕焼けの時間が一番です。
それから、真っ白な花が咲くそば畑。日々色が変わっていく山々。大石田町内では空が広い景色を楽しむことができるので、ドライブを楽しんだりすると良いかもしれません。こんな景色の中でのドライブは最高ですよね!
そして、大石田の秋の楽しみの代表格「そば」。大石田町の名物として外せないでしょう。雪が多い地域なので、大石田町のそばの収穫は年に1回のみ。北海道に次いでそばの生産が盛んな山形県でも固有の品種を持つ地域は珍しく、そばを目当てに連日大勢のお客様がいらっしゃいます。その中でも、新そば解禁日となる「新そばまつり」のそばは、そば屋さんも認める香り高い美味しさです!
町の看板娘たちの弾ける笑顔の受付を通り抜けたら、会場でライブで打たれる打ち立てそばをたっぷり食べられます!
会場では、そばの他にも美味しい味覚が販売されるので要チェック! 中でもお勧めは、大石田町の特産品急上昇ワードである「自然薯」(じねんじょ)。この味の濃さと、モチモチっぷりは癖になります。
「そば」以外も、食欲の秋は加速します。新米、あけび、栗などなど…。大石田は食の宝庫でもあります。
秋といえば「芸術の秋」。大石田町には、ブルーノ・ピーフルさんと高橋廣道さんという2名の陶芸作家が住んでいます。ピーフルさんは、カップや一輪ざしなどの作品からオブジェや屋根飾りなどを制作。高橋さんは、陶器の風呂釜などを制作しています。
おふたりとも自身の窯を持っていますが、年に一度、登窯を使って焼き上げる日があります。登窯は数種類ある陶器を焼く窯の一種類。段々畑のように内部が数部屋配置されていて、たくさんの作品を均一な温度で焼き上げることができます。また、電気窯やガス窯と違い、薪を使って焼き上げると燃えながら出る灰が自然の釉薬がわりになり、作品に味を出してくれるのだそうです。
秋の大石田、いかがでしたでしょうか? ぜひ秋の大石田に足をお運びください!
この記事は、ブログページ「大石田町エトペソラ ~山形県大石田町半径1.5時間と移住生活のちょっとイイトコロ~」の記事に加筆・修正を加え、本サイトに転載したものです。